ほろんちゃんLINEスタンプ登場!
加藤農場のじゃがいも

北海道といえば、やっぱりグルメでしょ♪

加藤農場のじゃがいも

言うまでもないですが、北海道はおいしい食材の宝庫。ご当地グルメの宝島といっても言い過ぎじゃありません。年々ブランド化が進んでいるお米をはじめ、アスパラガスに代表される新鮮野菜、名産の大豆・小豆、蕎麦、大麦・小麦、じゃがいも、とうもろこしなど、おなじみの食材の名が挙がります。また牛肉や、ミルク・バター・チーズなどの乳製品、メロンやぶどうなどのフルーツ類、さらに鮮度抜群の海の幸にも恵まれている北海道。そのあたり、道民はちょっぴり自慢に思っています。いえ、かなりかも。

自分たちの国内消費と生産量のバランスをはかる「ものさし」にしているものに、食料自給率(カロリーベース)があります。このお話は他でも触れましたが、いま日本人が食べている食材の6割以上は外国からの輸入に頼っているのが現実。これは褒められた数字ではありません。でも北海道に限っていえば、食料自給率は世界に肩を並べられるレベル。さらに十勝エリアはもっとすごくて、1100%以上。十勝の人は10 しか食べないのに110もつくれちゃう計算です。つまり、十勝が日本の食料自給率を引っ張るエースストライカー的な存在。もしかしたら誰かがどこかで、「十勝、ハンパないって!」と叫ぶかもしれませんね。

(参考資料:農林水産省 http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/011_2.html)

美容と健康に効果的な万能食材、じゃがいも。

加藤農場のじゃがいも

のどかな田園風景と広大な牧草地帯が広がる十勝エリア。その中核である帯広市から車で北へ40分ほど走ると、上士幌町があります。気候が良くて土壌が豊かなせいでしょうか。酪農が有名ですが、畑作もかなり盛んです。豊富な作物の中でもとくにメジャーなのが、「大地のリンゴ」とも呼ばれるじゃがいもです。ホクホクした食感と自然な甘みが持ち味の、北海道を代表するスター食材。みなさんもお好きでしょ?そういえば昔、「老いも若きも、おイモ!」なんてTVCM のコピーがありましたっけ。うまい!おイモだけに。

じゃがいもは値段が安いわりにいろんな料理に用いられていて、煮ても焼いても茹でてもおいしい、オールマイティな食材です。主成分はでんぷんで、カロリーはお米の約半分。ビタミンB群、カリウム、鉄、マグネシウムなどを多く含みます。とくにビタミンCはみかんと同じ程度で、りんごの3倍も含まれているとか。食物繊維が豊富なので美容にも効果が期待できるほか、ガンや高血圧・心筋梗塞などの成人病予防にも役立つとか。とくに健康を気遣う女性にはうってつけです。

実食すると、他との違いに気づきます。

加藤農場のじゃがいも

加藤さんの農場は約57ha。ちょっとピンとこない広さですが、東京ドームでいうと約11個分。とは言っても、ここで野球をする人はいませんが、とにかく迷子になってしまうほど広い農場の一角で、じゃがいもを育てています。手間がかかるのは土づくりだと加藤さんはいいます。天候や害虫(主に種バエ)の発生を読みながら、よその農場の倍くらい短いサイクルで堆肥を撒くそうです。そのせいか、ここで獲れるじゃがいもは甘みが強く、「なんかちょっと他と違う」と褒められることが多いとか。じゃがいもがあまり得意じゃない小さなお子さんにも好評だといいます。

それといまの農業はすごく近代化というか科学的で、畑の状態を衛星から観察してコンピュータで解析することができるとか。同じ畑でも肥料の少ないところは色の違いでわかるので、そこを補ってあげることで、広い畑のどこで獲れても均一の味が保てるそうです。収穫のタイミングもばっちりわかるとか。あとは雨や風、日照時間、気温や湿度といった自然をうまくコントロールして生育するのですが、ここでは長年の経験や勘に頼るところが大きいようです。じゃがいもは収穫してから少し寝かせて熟成させたほうがおいしい種類もありますし、保存方法や保存場所、温度管理なども微妙に違うので、じゃがいもづくりはなかなか気の抜けない仕事なのです。

味も色も個性的なじゃがいもたち。

加藤農場のじゃがいも

加藤さんが育てているじゃがいもは種類が実に豊富! その中でも主役の4種類をご紹介します。近年その甘い味で知られるようになってきた「インカのめざめ」は濃い黄色の肉色が特徴、栗のように濃厚でナッツのような風味があります。とっても個性的な紫色が特徴の「シャドークイーン」はその見た目を活かしてオヤツやお菓子作りに使うと子ども達も喜ぶはずです。続いてこちらも珍しいピンク色をした「ノーザンルビー」も熱を加えてもピンク色が残るのでオヤツはもちろん、ポテトサラダなどにもオススメです。最後に加藤農場イチオシという「ジャガキッズ」は甘みがあって濃厚な味わいが特徴でサラダなどに使うのが人気だとか。 あまりなじみのない種類もありますが、いずれも加藤さんが栽培している12~3 品種の中から厳選した自慢のじゃがいもたちです。

加藤農場/加藤 照夫

より北海道らしさが感じられる
じゃがいもをめざして。

加藤農場/加藤 照夫

私はこの上士幌で何十年も農業をやってきましたが、とくにじゃがいもは力を入れていて、わが子のように愛情たっぷりに育てています。その味をもっとたくさんのみなさんに知ってもらおうと商品化した「じゃがいものコロッケ」はおかげさまで上士幌町のふるさと納税の定番品となり、全国の方から高い評価をいただくまでになりました。私たち日本人が昔から慣れ親しんできた食材ですから、加工品だってもちろん美味しいものが作れると考えています。今後はウチで作っているじゃがいもの特徴を活かした商品開発にも取り組んでいます。もっと多くの人にじゃがいもの美味しさいを知って頂きたいですね。